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2011.12.25 降誕節第1主日 (クリスマス) 礼拝

説教題: 「光・いのち・愛 」 林邦夫 牧師
聖 書:  ヨハネによる福音書1:1-5、14-18
招詞:イザヤ60:1-2 / 交読詩編 90:1-13 /讃美歌 99 107 106

イエス・キリストのご降誕をお祝いします。
 「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである」(ヨハネ3:16-17)
 神は罪の世を愛して下さり、ご自身のひとり子をこの世にお遣わしになりました。この神の愛の業こそが、まさにクリスマス、み子の誕生の出来事です。

2011.12.18 降誕前第1主日礼拝

説教題: 「 告 知 」 林邦夫 牧師
聖 書:  ルカによる福音書1:26-56
招詞:マラキ3:1 / 交読詩編 89:20-30 /讃美歌 86  96  95

  宗教改革者ルターは、「これは人間のなしうる最高の賛美の言葉である」と述べています。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。」それは決して表面的なことではなく、自分の一部分においてでもなく、自分の最も深い内奥からまさに生命をかけたギリギリのところで、主を讃美し告白しているのです。 さらにルターは、その著「マリヤの賛歌」の中で「このような喜びで神を讃美するのは、人間の業ではない。自分を崇めることしかできない人間が、このような讃歌をなしうるのは奇跡であり、われわれを越えている」と述べているのは大変鋭い洞察です。

2011.12.11 降誕前第2主日礼拝

説教題: 「主を待ち望む者」 林邦夫 牧師
聖 書:  ルカによる福音書1:57-79
招詞:ローマ書13:12 / 交読詩編 19:8-15 /讃美歌 218  94  97

 ヨハネは自らを二つの使命に生きる者と表明しています。一つは「荒れ野で叫ぶ声」として生きる姿であり、もう一つは、主の道を整え、まっすぐにする者として生きる姿であります。

2011.12.4 降誕前第3主日礼拝

説教題: 「荒れ野で叫ぶ声」 林邦夫 牧師
聖 書:  ヨハネによる福音書 1:19-27
招詞:イザヤ書40:4-5 / 交読詩編 147:12-20 /讃美歌 21-18 21-238 21-419

 ヨハネは自らを二つの使命に生きる者と表明しています。一つは「荒れ野で叫ぶ声」として生きる姿であり、もう一つは、主の道を整え、まっすぐにする者として生きる姿であります。
 まず、「荒れ野で叫ぶ声」、これはイザヤ40:3からの引用です。ここでの預言者イザヤのメッセージは「慰め」であります。預言者はイスラエルの民に捕囚からの解放が目前に迫っていることを訴えております。捕囚からの解放という慰めを伝えるために荒れ野で、そして山や町々で力強く叫び続けております。
 ヨハネ福音書の著者は、洗礼者ヨハネにこの「呼びかける声」として姿を見ているのであります。目前に迫っている救いを人々に知らせる存在として、まさに先駆者としての姿です。
 主イエスの救いを受け入れた私たちは、このアドベントの季節、救いの完成を待望いたします。救いは私たちの近くにあることを私たちは実感し、「呼びかける声」として、宣べ伝える使命を与えられているのではないでしょうか。その意味で私たちもヨハネと同じ「先駆者」なのであります。