キリストの平和が世界のすみずみにまでゆきわたりますように。
いつも当教会の礼拝並びに説教配信をご視聴頂きありがとうございます。
未曾有のパンデミックから5年が経過し、それぞれの教会で共に集う礼拝が回復されていることを喜び感謝するものであります。但し、すべてが「元通り」という訳ではなく、コロナ禍で強要された「離れること」「集まらないこと」「関係しないこと」は、私たちにあらためて教会・礼拝に集うことの意味を再考し意識化する機会となりました。
教会を意味する「エクレシア」は「集会・集い」を意味するように、教会が教会としての姿を物理的可視的に最もはっきりと顕すのは礼拝においてです。けれども、コロナ禍で緊急の対策として行なってきたネット礼拝は、「神の招きを受けて共に集まる」「一定の空間と時間を共有する現場の礼拝」という認識を希薄化させることにもなりました。
もちろん、病気や高齢その他の諸事情により、教会に集うこと叶わない教友が礼拝にあずかる手段としては意味あることと思わされましたし、これからの宣教のツールとしてネット配信が秘めている可能性に気づかされたりもしました。他方、不特定多数の方が視聴する故に、礼拝において「ひとりひとりの名をよんで」という特定の個人を憶えることが困難になり、配信するための編集に時間を割かねばならない奉仕者の負担もありました。
そうした事情から、当教会役員会といたしましては、上記の「エクレシア」という原点と、現在さまざまなところで問題化している個人情報保護の観点等を鑑み、2025年度より礼拝ライブ配信は、教会員とそのご家族、現在礼拝出席しておられる会友に限定すること、また、これまで当ウェブサイトなどであげていた説教配信についても行わないことにいたしました。
願わくは、これまでご視聴くださった方々が当教会またはお近くの教会の礼拝へと集い、その恵みを体感してくだされば幸いに存じます。或いは、現在連なっておられる教会で、よりよい礼拝生活を営んでいけますようにと祈り願っております。
これまでご視聴くださったお一人おひとりに感謝すると共に、それぞれのいのちと旅路が、これからも主の祝福と力を受けて導かれていきますよう心からお祈りいたします。