2009. 11. 29

説教題「主の来臨の希望」 
イザヤ書15:1-14 / マルコによる福音書10:32-34

「待降節(アドベント)に入ります。24日まで。キリストの誕生を待望する季節です。心備えをし、感謝と喜びと希望をもってクリスマスを迎えましょう。

2009. 11. 22

説教題「聖霊を注がれて」 
サムエル記上16:1-13 / ペトロの手紙Ⅰ 2:9

「サムエルはエッサイとその息子たちに身を清めさせ、いけにえの会食に彼らを招いた。彼らがやって来ると、サムエルはエリアブに目を留め、彼こそ主の前に油を注がれる者だ、と思った。しかし、主はサムエルに言われた。『容姿や背の高さに目をむけるな(サウルの時は、彼が美しい若者で、彼の美しさに及ぶ者はイスラエルにはだれもいなかった。民のだれよりも肩から上の分だけ背が高かったと言われているように、選びの根拠は容姿や美しさでした9:2)。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る』」と(16:7)。共同訳聖書は、協会訳聖書の「人は外の顔かたちを見、主は心を見る」を、「主は心によって見る」と訳し変えています。「主の心」とは、神の恵み豊かな自由の愛の心のことです。イエス・キリストの中に明らかに示されている神の心です。主の十字架を通して示された許し、憐れみです。神は、その憐れみよって私たちを見てくださるのです。徹底して主の心によって見ていてくださるのです。それは私たちの見方に大きな影響を与えます。私たちが歴史を見、人生を見、自分と他者を見る時、主の心によって見るように導かれるのです。自由と恵みと慰めに満ちた見方が与えられるのです。

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2009. 11. 15

説教題「救いの約束」  
出エジプト記6:1-9 / マルコによる福音書13:11


モーセは、エジプトのファラオの前に出て、イスラエルの神は、わたしの民を去らせて、荒れ野でわたしのために礼拝を献げるようにさせよと、あなたに告げるように命じていますと言います。ファラオは「お前のいう主とは一体何者なのか。わたしは主など知らなし、イスラエルを去らせはしない」と憤慨しています。激怒したファラオは倍の重労働を課せるのでした。それを知ったイスラエルの人々は、「我々を殺す剣を彼らの手に渡したと同じです」と、モーセに詰め寄りました。モーセは、事態の深刻さに驚き、失望落胆して、主のもとに帰って、訴えました。すると、主は「今にわたしがしようとしていることは分かる」とモーセに言いました。人の目から見ると事態の悪化に見えることが、かえって神の力を示すために必要な過程だと言うのです。その真実は、当座は分からないが、信仰を持って、落ち着いて冷静に見ると、真実が見えてくる。その時が神によって備えられている。自分の目で見える現象で喜んだり落胆するのはよくない。いつも主の御心をたずねて、主の目をもって事柄の真意を見定めていくことが大事です。「落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない」(イザヤ7:4)。

2009. 11. 8

説教題「弱さを思いやる」  
イザヤ書38:1-3 :17 / ヘブライ人への手紙4:15

「見よ、わたしの受けた苦痛は、平和のためにほからない」という言葉があります。「苦痛」は「きびしい、つらい、ひどい、深く悲しませる、害を与える」などの意味があります。「平和」は、「シャローム」という言葉で、「幸福、平安、健やか」という意味です。「苦難、苦痛」が「幸福」をもたらしたという聖書の独特の信仰を表しています。常識的に考えれば、苦痛は惨め、悲しみをもたらします。それなのに、聖書は「健やか、平安」をもたらすと言うのです。この言葉は古代ユダ王国の王ヒゼキヤ(BC728~700)の言葉です。イザヤ書38:1以下を読みますと、ヒゼキヤは瀕死の病気に冒され、当時の預言者イザヤに「あなたは死ぬことになっている。命はないのだから、家族に遺言しなさい」と、死の宣告をされました。その時、ヒゼキヤは、自分は誠実に真実に生きてきたのに、どうしてこのような苦しみ遭わなければならないのかと、泣き崩れたと記されています。しかし、どの位時間が経ったかは分かりませんが、最後は「わたしの受けた苦痛は、平和のためであったと証言しています。詩編119:71にも「苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたの教えを学ぶことができました」という御言葉があります。この言葉を真理だと承認したいものです。この御言葉に従って生きていきたいと思います。

2009. 11. 1

説教題「イエスの贖い」 
創世記4:1-8 / コリントの信徒へ手紙Ⅱ12:8-10

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